ゆうちょ銀行の送金・振込時間は?手数料や反映タイミングも解説
郵便局は、
郵便物を配送してくれるだけではありません。
「ゆうちょ」として預貯金サービスも行っています♪
「ゆうちょ」では預金の引き出しや振込(送金)が可能ですが、
利用できる時間は何時までなのでしょうか?
最近では手数料やサービス内容も改定されているため、
最新のルールをしっかり把握しておくことが大切です。
ゆうちょからの振込(送金)が反映されるタイミングもチェックしましょう!
- ページ更新日:11月27日
1.郵便局の営業時間
郵便局の営業時間は支店により違いますが、
一般的に平日は「9時~17時」になります。
ただし、
預貯金に関する窓口(貯金窓口)は平日「9時~16時」が基本になります。
同じ支店内でも、
16時以降は手紙やハガキなどを扱う「郵便窓口」は開いていても、
預貯金の窓口は締め切られていることが多いので注意が必要です。
一般的な銀行の窓口営業時間は平日「9時~15時」が多いので、
郵便局の貯金窓口の方が1時間長く営業しているケースが多く、
この点は非常に助かりますね。
万が一、
15時までの振り込みを忘れた・・。
という人でも、
郵便局に行けば間に合う可能性が高いので便利です!
また、
郵便物の場合、
土日や祝日でも取り扱いに対応してくれる「ゆうゆう窓口」が設置されている局があります。
大都市の大きな郵便局になると、
かなり遅い時間まで対応しているところもある程です。
ただし「ゆうゆう窓口」は郵便物のみが対象であり、
ゆうちょ銀行の業務(預金や振込)は受け付けていません。
窓口で手続きが必要な預金や振込に関しては、
平日の営業時間内に行くようにしましょう。
2.ゆうちょ銀行ATMの営業時間
同じ地域にある郵便局であっても営業時間が異なることがあるのですが、
その理由はご存知でしょうか?
ゆうちょ銀行のATMは、
ゆうちょ銀行の店舗内、
郵便局内、
ファミリーマート等のコンビニ、
大手スーパーや駅前の無人店舗などに設置されていますが、
場所により営業時間が大きく違っているので注意しましょう。
基本的な最長営業時間は以下の通りですが、
設置場所によって異なります。
▼【ゆうちょ銀行・郵便局内のATM】
最長で以下の時間帯まで稼働している場合がありますが、
店舗ごとに異なります。
平日:7:00~23:00
土曜:7:00~23:00
日・祝日:7:00~21:00
※小さな郵便局では、
平日17:30や18:00、
土曜12:30までなどで終了する場所も多くあります。
▼【ファミリーマート等設置の小型ATM】
0:05~23:55
(第3月曜等のメンテナンス時間を除き、
ほぼ24時間利用可能です)
かつては「特定郵便局」と呼ばれた小規模な郵便局では、
土曜日にATMが稼働していないケースもありましたが、
現在は多くの場所で土曜日も利用できるようになってきています。
しかし、
依然として「土日は休み」というATMも存在します。
同じ地域で近くに2つの郵便局があっても、
片方が土日にATMが利用できて、
もう片方が土日は閉まっている。
ということもあります。
自宅の近くに利用できる郵便局がある場合には、
公式サイトの店舗・ATM検索で稼働状況を調べておくと良いでしょう。
ゆうちょATMは、
コンビニ(ファミリーマート等)に設置されていれば、
24時間営業の店舗ならばいつでも利用可能なので非常に便利です。
以前は「ゆうちょATMならいつでも手数料無料」というイメージがありましたが、
現在は駅・ショッピングセンター・ファミリーマート等に設置されたATMでは、
平日8:45~18:00、
土曜9:00~14:00以外の時間帯には手数料(110円)がかかる場合があります。
(※郵便局内に設置されたATMは、
これまで通り時間外手数料は無料です)
また、
硬貨を伴う預け入れや払い戻しには、
枚数に応じた「硬貨取扱料金」がかかる点も覚えておきましょう。
3.ゆうちょ銀行の振込み手数料は?
ゆうちょ銀行の口座から、
他の金融機関口座に振込を行う手数料は、
利用する方法によって大きく異なります。
現在は以下の料金設定になっています。
▼【ATMを利用した場合(他行あて)】
5万円未満:220円
5万円以上:440円
▼【窓口を利用した場合(他行あて)】
5万円未満:660円
5万円以上:880円
▼【ゆうちょダイレクト(ネットバンキング)を利用した場合】
一律:165円
このように、
窓口よりもATM、
ATMよりもネットバンキング(ゆうちょダイレクト)の方が圧倒的にお得です。
また、
他の金融機関からゆうちょ銀行の口座に振り込む場合には、
口座番号の変換が必要になります。
ゆうちょ銀行の口座には「記号」と「番号」があり、
一般的な銀行の「支店名・口座番号」とは形式が違っています。
ゆうちょ銀行の「記号番号変換(振込用の店名・預金種目・口座番号の通帳への記載)」ページなどを使って、
振込用の番号を確認しておきましょう。
4.振込が反映されるタイミング
ゆうちょ銀行同士の送金(電信振替)の場合、
システムメンテナンス時間を除き、
原則として24時間365日、
即時に着金します。
土日や夜間でもすぐに相手に届くので非常に便利です。
では、
他の金融機関への振込はどうでしょうか?
以前は「平日の15時以降や土日は翌営業日扱い」というのが常識でしたが、
現在はシステムが進化しています。
金融機関をつなぐ「全銀システム」に、
24時間稼働の「モアタイムシステム」が導入されたためです。
これにより、
相手先の金融機関もモアタイムシステムに参加していれば、
平日夜間や土日祝日であっても、
即時に振込が反映されます。
(※システムメンテナンス時などは除きます)
ただし、
一部の金融機関や、
システムの接続状況によっては、
従来通り「予約扱い」となり、
翌営業日の朝9時頃の入金になる場合もあります。
急ぎの振込の場合は、
相手の銀行が即時入金に対応しているか、
念のため確認しておくと安心ですね。
基本的には、
ゆうちょ銀行から他行への振込も、
かなり便利でスピーディーになっています。
5.振込以外の便利なサービスとは?
「ゆうちょ」には、
一般的な銀行振込とは少し違った便利な送金方法があります。
用語や手数料も少し変わっているので整理しましょう。
▼【通常払込み(旧:郵便振込)】
通信販売や公共料金の支払いでよく利用される方法です。
「払込取扱票」という用紙を使用して、
ゆうちょ銀行のATMや窓口で支払います。
この方法なら、
送金人はゆうちょ銀行に口座を持っていなくても、
現金で支払いが可能です。
以前よりも手数料は値上がりしていますが、
依然として窓口よりもATMの方が安く設定されています。
「窓口利用時の手数料(払込み1件につき)」
・5万円未満:203円
・5万円以上:417円
「ATM利用時の手数料(払込み1件につき)」
・5万円未満:152円
・5万円以上:366円
※現金で支払う場合、
別途「現金利用時の加算料金(110円)」がかかる場合があるので注意が必要です。
通帳やカードの残高から支払えばこの加算料金はかかりません。
▼【電信振替(ゆうちょ口座間の送金)】
「電信振替」とは、
ゆうちょ銀行の口座から、
ゆうちょ銀行の口座へ送金することです。
いわゆる「ゆうちょ同士の振込」です。
かつてはATMなら何度でも無料でしたが、
現在はATM利用の場合、
1回につき100円の手数料がかかります。
しかし、
「ゆうちょダイレクト」や「ゆうちょ通帳アプリ」を利用すれば、
月5回までは手数料無料(6回目以降は100円)で送金できるため、
スマホで手続きするのが圧倒的にお得です。
6.「電信払込み」とは?
以前は「電信現金払い」と呼ばれていたサービスに近いものとして、
「電信払込み」があります。
これは、
ゆうちょ銀行の窓口から、
現金を使って相手のゆうちょ口座へ「即時」に送金する方法です。
「通常払込み」だと入金確認に数日かかることがありますが、
「電信払込み」ならリアルタイムで相手の口座に入ります。
急いで現金を送りたい時に便利ですが、
手数料は少々高めに設定されています。
「窓口での電信払込み手数料」
・5万円未満:550円
・5万円以上:770円
受取人はゆうちょ銀行の口座を持っている必要がありますが、
送金する側は口座を持っていなくても現金で送れるのがメリットです。
送金時には、
本人確認書類が必要になる場合があるので持参しましょう。
7.まとめ
ゆうちょ銀行での送金や振込は、
ゆうちょ銀行間(電信振替)ならば24時間リアルタイムで反映が可能です。
他行あての振込も、
モアタイムシステムの導入により、
多くの銀行あてで夜間・休日問わず即時着金するようになっています。
ただし、
ATMや窓口の手数料は以前よりも高くなっている傾向があります。
* ATMの時間外手数料(駅やコンビニ等)
* 現金利用時の加算料金
* 窓口での振込手数料
これらを節約するためには、
「ゆうちょダイレクト」や「ゆうちょ通帳アプリ」の活用が必須と言えます。
これらを使えば、
ゆうちょ間送金が月5回まで無料になったり、
他行あて振込手数料も最安(165円)になったりと、
メリットがたくさんあります。
ATMも便利ですが、
賢くスマホ等を使って、
お得にゆうちょ銀行を活用していきましょう!