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政府が関わる安心感!ゆうちょ銀行を選ぶメリットと注意点

全国どこでも使える安心感!
ゆうちょ銀行を選ぶべき4つのメリット

働く人にとって、
口座」とは財布そのものです!

安心して利用するための「銀行口座」は、
どうやって選べば良いのでしょうか?

ゆうちょ銀行口座」を選んだ方が良い、
4つの理由をチェックしてみましょう!

  • ページ更新日:12月19




1.所有している口座の数は?

皆さんは、
いくつの銀行口座を利用していますか?

少なければ一つ、
多い人ならば片手の指では数えきれないほど作っているかも知れませんね!

一つしか銀行口座を持っていない人に対しては断言できませんが、
多数の口座を所有している人であれば、
ゆうちょ銀行口座を開設していない人は少ないのではないでしょうか?

少なくとも私には、
他の銀行口座を複数開設していて、
ゆうちょ口座を作らない理由が思い浮かびません。

2.銀行口座があるのにゆうちょを勧める理由は?

ゆうちょ銀行口座の優れている点は、
やはり全国各地にゆうちょ銀行の窓口である「郵便局」が存在していることです!

これは地方銀行は勿論のこと、
都市銀行にもない大きなメリットです。

転勤、
あるいは旅行などで遠くの場所へ移動することになっても、
ゆうちょ銀行で口座を開設していれば、
日本全国の何処に行っても困ることはないと思います。

その上でゆうちょのATMは、
郵便局などに設置されているものであれば、
平日日中や土曜朝などの所定時間内は手数料が無料というのも大きなポイントです。

時間外や休日の一部では110円の手数料がかかる場合もありますが、
全国約3万台以上のATM網がある利便性は圧倒的です。

勿論、
中には複数の都市銀行で口座を開設しているし、
旅行先で何度も現金を引き出したりしないから、
ゆうちょでわざわざ口座を作る必要性を感じないと言う人もいるかと思います。

そんな人は「メインバンク」としてではなく、
サブバンク」としてゆうちょ銀行口座を利用してみてはいかがでしょうか?

ゆうちょ銀行は貯金額の上限(通常貯金1300万円まで)という縛りはあるものの、
生活圏の範囲を出ても普段と変わらず利用できるのが、
ゆうちょ銀行の利便性です。

さらに大きなメリットの一つとして、
銀行は口座を開設した銀行でなければ解約できない場合がありますが、
ゆうちょ口座にはそんな心配がありません。

全国何処のゆうちょ銀行でも解約ができます。



3.倒産の可能性は限りなく低い?ゆうちょ銀行の安心感

特殊な理由でもない限り、
働いて稼いだお金を何の疑問もなく銀行に預けていると思います。

ですが、
お忘れではないでしょうか?

普段当然のように利用している銀行も金融機関という名の組織、
つまり会社でしかなく、
その経営が未来においても絶対に安心という保証など何処にもないと言うことに。

実際、
過去に資産運用に失敗して倒産した銀行というのは幾つもあるのです。

それでは、
銀行が倒産したら預けたお金はどうなるのでしょうか?
まさか銀行と一緒に消えてしまうのではないでしょうか?

ネット環境の発展と共に銀行を訪れる人が減り始めているこの頃、
ふとしたことが切っ掛けでそんな不安を抱いたことがある人も多いのではないでしょうか?

安心してください。
と言って良いかは人によりますが、
現在の制度では銀行が経営破綻を起こした場合、
「預金保険制度(ペイオフ)」によって1000万円までは保証されているのです。

なんだ、
1000万円も預けていない自分は全額保証されているようなものだな。
と思われる方も居るかも知れませんが、
気をつけてください。

このペイオフ制度、
あくまでも保証をすると言うだけなので、
必ずしも銀行が破綻してからすぐにお金が返ってくるとは限らないのです。

つまり場合によっては手続きに時間が掛かり、
長期間にわたってお金が引き出せなくなる可能性があると言うことです。

一応そんな時のために60万円までの仮払いが可能となっていますが、
一人暮らしの方ならともかく、
一家の大黒柱ともなれば少々心ともない金額かもしれません。

そんな風に一見すると盤石に見えた銀行も調べてみれば思ったほどの堅固さはなく、
倒れる時は倒れる生身の存在だったのです。

親会社は「日本郵政」であり政府との結びつきが強い!

ここでゆうちょ銀行の強みが発揮されます。
ゆうちょ銀行は民営化こそしていますが、
その親会社は「日本郵政株式会社」です。

そして、
その日本郵政の株の3分の1以上を保有することが法律で義務付けられている大株主こそが「財務大臣(政府)」なのです。

つまり現在のゆうちょ銀行は、
以前のように直接政府が株の大半を持っているわけではありませんが、
親会社を通じて国との結びつきが非常に強い銀行であることは変わりません。

その上で233兆円を超える総資産(2024年3月末時点)を持つゆうちょ銀行。
そんなゆうちょ銀行が倒産するリスクは、
一般的な銀行と比較しても極めて低いと言えるでしょう。



4.一般向けの「総合口座」と送金特化の「振替口座」

ゆうちょ銀行を使用する際、
開設する口座は「総合口座」か「振替口座」のどちらかになると思います。

総合口座」は記号・番号の数字が「1」から始まる口座で、
その主な用途は貯金だったり、
利子でお金を増やすことだったり、
お金を送ったり受け取ったりするなどオーソドックスなものです。

つまり銀行と聞いて思い浮かぶサービスを利用したければ、
総合口座」を開設しておけば大丈夫です。
なお、総合口座には「通常貯金1,300万円」+「定期性貯金1,300万円」の預入限度額があります。

一方「振替口座」は記号・番号の番号が「0」から始まる口座で、
各種料金や会費を集めたり、
配当金・返還金などを渡す際に利用すると便利な、
送金や決済に特化した口座です。
こちらには預入限度額の設定はありません。

総合口座が自分のお金の管理など一般的な用途の口座だとしたら、
振替口座は仕事などで利用したい人向けの口座と言えるかも知れません。



5.「ぱるる」と「通帳アプリ」

ぱるる」と言うサービスをご存じですか?

ぱるる」は郵便局が民営化する前の総合通帳のことを指しており、
民営化してからゆうちょ銀行口座を開設した人には馴染みのないものだと思います。

ですがこの「ぱるる」、
まだ使われている方も結構いるようで、
インターネットオークションを利用した際など、
振込先でしばしば名前が出てきます。

ゆうちょ口座を持つ持たないに関わらず、
ぱるる」と言うものがあるということは覚えておいた方が良いでしょう。

また、
かつては「国際ボランティア貯金」という、
税引後利子の20パーセントが発展途上国などへの寄付にあてられる仕組みもありました。

預けた元本は減らさずに、
利子の一部だけで社会貢献ができる優しいシステムとして知られていました。

しかし、
この「ボランティア貯金」の取り扱いは2024年3月をもって終了しています。

現在では新規加入はできませんが、
ゆうちょ銀行は時代に合わせて変化しています。

これから口座を開設する際は、
スマホで残高確認ができる「通帳アプリ」など、
最新の便利なサービスを活用することをおすすめします!

6.まとめ

ゆうちょ銀行の口座をお持ちでない方は、
ゆうちょ銀行の口座開設に興味を持たれたでしょうか?

既にゆうちょ口座を開設しているけれど、
内容を詳しく知らなかったという人も多いかもしれませんね!

数ある銀行の中でもトップクラスの安心を誇る「ゆうちょ銀行」。
口座を作っておいて損はありません。