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ゆうちょ銀行の送金はコンビニで可能!全ATMの振込手順と手数料

ゆうちょ銀行の送金手続きは
主要コンビニATMで完結できる!

急に家賃や支払いの振込が必要になったとき、
ゆうちょ銀行の口座」から送金したいけれど、
郵便局が閉まっている……
そんな経験はありませんか?

実は、
現在は一部の限定された店舗だけでなく、
主要なコンビニATMでゆうちょ銀行の「送金(振込)」が
可能になっています。

セブンイレブンやローソン、
ファミリーマートなど、
身近なコンビニでゆうちょカードを使って送金する方法と、
気になる手数料について最新情報を解説します!

  • ページ更新日:12月5日




1.ゆうちょの送金はコンビニATMで可能

どのコンビニならゆうちょの送金ができるの?

以前は、
コンビニでゆうちょ銀行の操作といえば「引き出し」「預け入れ」がメインで、
送金機能は制限されていました。

しかし現在は、以下の主要コンビニATMで
ゆうちょキャッシュカードを使った送金(振込)が可能です。

①・セブン銀行ATM(セブン-イレブン等)
②・ローソン銀行ATM(ローソン等)
③・イーネットATM(ファミリーマート等)
④・ゆうちょ銀行ATM(一部のファミリーマート等)

「ファミマじゃないとダメ」だと思っていた方も多いかもしれませんが、
現在はセブンイレブンやローソンでも送金手続きができます。

ただし、
ATMの種類によって手数料体系や、
操作画面が異なりますので、
それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。

2.ファミマ設置のゆうちょATMとは?

ファミマには「ゆうちょATM」があるって本当?

ファミリーマートには、
大きく分けて2種類のATMが存在することをご存知でしょうか?

一つは、
多くのコンビニで導入されている「イーネットATM(E-net)」。
そしてもう一つが、
一部の店舗に設置されている「小型のゆうちょ銀行ATM」です。

▼【ファミマ設置のゆうちょATMの特徴

ファミリーマートと日本郵政グループの業務提携により、
一部のファミマ店舗内には、
郵便局にあるものと同じ機能を持つゆうちょ銀行ATMが設置されています。

このATMの最大のメリットは、
郵便局と同じ「ゆうちょATM利用手数料」で使える点です。

曜日や時間帯によっては、
手数料無料で利用できるため、
「少しでも手数料を節約したい」という場合は、
ゆうちょATMが設置されているファミリーマートを探すのがおすすめです。

ただし、
すべてのファミマに設置されているわけではなく、
通常の「イーネットATM」が設置されている店舗も多いため、
店舗入り口のステッカーやATMの筐体(緑色かどうか)を確認しましょう。



3.コンビニATMでの送金操作手順

コンビニATMで送金する手順は難しい?

コンビニATM(セブン銀行、ローソン銀行、イーネット)を使って、
ゆうちょ口座から送金する基本的な流れは以下の通りです。

画面の表示はATMによって多少異なりますが、
基本操作は共通しています。

▼【基本的な操作フロー

1. ATM画面で「カード振込」や「振込」を選択する
2. ゆうちょキャッシュカードを入れる
3. 暗証番号を入力する
4. 振込先の金融機関、支店名、口座番号を指定する
5. 振込金額を入力する
6. 依頼人(あなた)の電話番号等を入力する
7. 内容を確認して確定する

注意点として、
メニュー画面にいきなり「送金」というボタンがない場合があります。
その場合は、
「お取引開始」や「カード取引」といったボタンを押してから、
カードを挿入すると、
次のメニューで「振込(送金)」が表示される機種もあります。

また、
ゆうちょ銀行同士の送金(電信振替)であっても、
他行宛の振込であっても、
コンビニATMから操作が可能です。

4.コンビニ送金の手数料と注意点

手数料はどれくらいかかるの?

コンビニATMを利用して送金する場合、
主に2種類の手数料がかかることを覚えておきましょう。

それは、
ATM利用手数料」と「振込手数料(送金手数料)」です。

▼【1. ATM利用手数料
ゆうちょカードをコンビニATM(イーネット・ローソン・セブン銀行)で使う場合、
曜日や時間帯によって以下の利用手数料が加算されます。

* 平日 8:45~18:00:220円
* 上記以外の時間・休日:330円
* (※条件により手数料優遇あり)

▼【2. 振込手数料
上記のATM利用手数料とは別に、
送金先に応じた振込手数料がかかります。

* ゆうちょ銀行あて:1回100円
* 他行あて(5万円未満):1回220円
* 他行あて(5万円以上):1回440円

つまり、コンビニATMで送金する場合、
「ATM手数料+振込手数料」の合計コストがかかるため、
郵便局のATMを利用するよりも割高になるケースがほとんどです。

緊急時以外は、
ゆうちょダイレクト(ネットバンキング)や、
郵便局内に設置されたATMを利用する方が節約になります。



5.現金振込はできないので注意

現金で振込はできないの?

ここが最大の注意点ですが、
コンビニATMでは「現金」を使った振込はできません。

コンビニATMでゆうちょ銀行の送金を行う場合は、
必ず「ゆうちょキャッシュカード」が必要になり、
口座残高からの引き落としで送金されます。

* 手元の現金で振り込みたい
* 小銭を使って振り込みたい

このような場合は、
コンビニATMでは対応できないため、
郵便局の窓口か、
郵便局内に設置されているATMに行く必要があります。

▼【操作が分からない時の対処法

操作方法が分からない場合、
コンビニの店員さんに聞きたくなりますが、
防犯や銀行法の観点から、
コンビニ店員はATMの操作説明をしてはいけないルールになっています。

もしエラーが出たり、
操作方法が不明な場合は、
ATMに備え付けられている「インターホン(ガイドホン)」の受話器を取り、
銀行のサポートセンターへ問い合わせましょう。

6.まとめ

ゆうちょ銀行の送金・振込は、
現在ではファミマだけでなく、
セブンイレブンやローソンなど、
主要なコンビニATMで利用可能になりました。

「カードさえあれば、24時間近くのコンビニで送金できる」というのは、
非常に便利なメリットです。

* セブン・ローソン・イーネット:ほぼ全ての店舗で利用可能だが、ATM手数料がかかる
* ファミマ設置のゆうちょATM:設置店は限られるが、手数料がお得

この違いを理解して、
「急ぎの時は近くのコンビニ」、
「節約したい時は郵便局かファミマのゆうちょATM」と使い分けるのが賢い方法です。

まずは、
お財布の中に「ゆうちょキャッシュカード」が入っているか確認して、
最寄りのコンビニへ向かいましょう!