タイミングを間違えると1ヶ月分の損!?
解約前に知っておきたい「料金の仕組み」
携帯電話を解約したいとき、
契約した時は契約内容は覚えていても、
次第に記憶は薄れてしまうものです。
ソフトバンクを日割りで解約できるのかどうか・・。
忘れてしまった人がほとんどではないでしょうか?
実は現在のソフトバンクの主要プランは、
「原則として解約月は日割り計算なし(満額請求)」というルールになっています。
これを知らずに「締め日」を過ぎてから解約してしまうと、
数日しか使っていないのに1ヶ月分の料金を払うことになりかねません!
ソフトバンクを解約する場合の最新の注意点をチェックしておきましょう!
2.締め日は2種類!期間を把握しよう
3.自分の「締め日」を確認する方法
4.「ミニフィット」など段階制プランの罠
5.MNP転出(乗り換え)のタイミングは?
6.まとめ
- ページ更新日:12月16
1.ソフトバンクは日割りで解約できる?
ソフトバンクを解約するとき、
誰だってなるべく損をするようなやり方で解約しようとは思いませんよね。
もし、
ソフトバンクを日割り計算の支払いで解約できるのであれば、
これほどラッキーなことはありません!
しかし、
現在のソフトバンクの仕様では、
「ほとんどのプランで解約月は日割りにならない」のが現実です!
現在の主要プランにおける日割りの有無は以下の通りです。
【日割りにならないプラン(満額請求)】
・基本プラン(音声)
ペイトク各種/メリハリ無制限+/ミニフィットプラン+/スマホデビュープラン+など
現在主流のスマートフォン向けプランは、
解約日が月の途中であっても、
1ヶ月分の定額料が満額請求されます。
・データ定額サービス
これらも基本プランとセットのため、
最後まで満額かかります。
・オプションサービス
※「あんしん保証パック」などの月額オプションも、
多くの場合解約月は満額請求となります(一部例外あり)。
【日割りになる例外ケース】
・ごく一部の旧プランや特殊な契約
※非常に古いプランなど、一部例外的に日割りになるケースも存在しますが、
現在スマホを使っている方のほとんどは対象外です。
ご自身の契約が「日割り対象か」を確実に知りたい場合は、
My SoftBankの契約内容確認ページ、
またはチャットサポート等で確認するのが確実です。
基本的には、
「解約月は1ヶ月分まるまるかかる」と考えて、
スケジュールを組むのが安全です。
2.締め日は2種類!期間を把握しよう
なるべく損をせずに解約したい!
できることなら日割り計算で解約したい!と思っても、
今のルールでは日割りできないプランがほとんどです。
ではどうすればいいのでしょうか?
答えはシンプルです。
「自分の締め日ギリギリまで使ってから解約する」ことです!
ソフトバンクには、
契約者によって異なる「2つの締め日」が存在します。
他社(ドコモやau)は「月末締め」で統一されていますが、
ソフトバンクだけは以下の2パターンに分かれています。
①・20日締め
(利用期間:前月21日〜当月20日)
(支払日:翌月16日)
②・末日締め
(利用期間:当月1日〜当月末日)
(支払日:翌月26日)
もしあなたの締め日が「20日」だった場合、
21日に解約してしまうと、
たった1日しか使っていないのに翌月20日までの1ヶ月分料金が発生してしまいます。
これは非常にもったいないですよね。
そのため、
自分の締め日を正確に把握し、
締め日の数日前に解約・乗り換え手続きを完了させることが、
最もお得な方法となります。
3.自分の「締め日」を確認する方法
自分が「20日締め」「末日締め」のどちらなのか、
覚えていますか?
これを間違えると、
1ヶ月分(数千円〜1万円近く)を無駄に払うことになります。
解約前に必ず「My SoftBank」で確認しましょう。
【My SoftBankでの確認手順】
1. My SoftBank(アプリまたはWeb)にログインする。
2. 「料金・支払い管理」などのメニューをタップする。
3. 請求内訳のページ上部や、
「支払日」の欄を確認する。
ここに、
「〇月21日〜〇月20日 ご利用分」と書いてあれば、
あなたは「20日締め」です。
「〇月1日〜〇月31日 ご利用分」と書いてあれば、
あなたは「末日締め」です。
今のソフトバンクユーザーにとっての最大の節約術は、
この「締め日の把握」に尽きます。
4.「ミニフィット」など段階制プランの罠
解約月は満額請求になるとお伝えしましたが、
使ったデータ量に応じて料金が変わる、
「ミニフィットプラン+」などの段階制プランを契約している方は特に注意が必要です。
このプランは、
「〜1GB」「〜2GB」「〜3GB」と、
データ使用量によって料金が3段階に変動します。
解約月だからといって、
「どうせ満額払うなら使いまくろう!」と動画を見すぎてしまうと、
料金のステップが上がり、最終請求額が高くなる可能性があります。
【節約のためのポイント】
もし段階制プランで、
現在の使用量が「0.8GB」など1GB未満で収まっているなら、
解約日までモバイルデータ通信をオフにし、
Wi-Fiだけで過ごすのが賢い方法です。
そうすれば、
解約月の請求を「〜1GB」の最安料金に抑えたまま解約することができます。
※ご自身のプランが現在受付中か、終了済み(ミニフィットプラン等)かは、
My SoftBankの契約情報で確認できます。
「メリハリ無制限+」などの定額プランの場合は、
どれだけ使っても料金は変わらないので、
締め日まで思いっきり使い倒してOKです。
5.注意!MNP転出(乗り換え)は完了日が解約日
ソフトバンクを完全に解約(電話番号を消滅)させるのではなく、
他社へ電話番号そのままで乗り換える「MNP」の場合、
さらに注意が必要です。
それは、
「乗り換え先の回線が開通した日=ソフトバンクの解約日」になるという点です。
例えば「20日締め」の人が、
ギリギリを攻めて「20日」に他社へ申し込みをしたとします。
しかし、
SIMカードの配送や審査で時間がかかり、
新しいスマホの開通作業が「21日」になってしまったらどうなるでしょうか?
ソフトバンクの解約日は「21日」扱いとなり、翌月分の料金が満額発生します。
これでは、
たった1日のズレで大きな損をしてしまいます。
【LINEMO・ワイモバイルへ乗り換える場合】
ちなみに、
ソフトバンクから系列の「LINEMO」「ワイモバイル」へ乗り換える場合は、
MNP予約番号の発行は不要です。
乗り換え先での手続きだけで済むため非常にスムーズですが、
やはり「開通日」が締め日をまたがないよう注意が必要です。
【安全なスケジュール例】
(例:20日締めの場合)
●10日〜15日頃:乗り換え先の申し込み
●17日〜19日頃:新しいSIMカード到着・回線切り替え実施
このように、
締め日当日ではなく、
締め日の数日前に全ての手続きが完了するように余裕を持つことが重要です。
【機種代金の支払いについて】
スマホ本体を分割払いで購入しており、
支払いがまだ残っている場合は、
解約後も機種代金の支払いは続きます。
(希望すれば一括精算も可能です)
解約=支払いが全てゼロになるわけではないので、
残債がある方は注意しましょう。
6.まとめ
ソフトバンクの日割り解約のルールと、
損をしないための注意点についてご紹介しました!
もう一度重要ポイントを整理します。
・現在の主要プランは解約月の日割り計算なし(満額)。
・自分の「締め日(20日または末日)」を必ず確認する。
・締め日の前日または数日前に解約・MNP完了するのがベスト。
・段階制プランの人は、
最終月はWi-Fiを活用して料金ステップを上げないようにする。
かつての「プラン変更で日割りにする」といった裏技は使えなくなりましたが、
タイミングさえ間違えなければ無駄な出費は防げます。
締め日を過ぎてしまってから「しまった!」とならないように、
まずはMy SoftBankでご自身の契約内容をチェックしてみてくださいね!