毎日の移動に欠かせない
乗車券のトラブル解決法
通勤や通学で毎日持ち歩く交通系ICカードは、
うっかり落としてしまうリスクが常に伴います。
万が一紛失してしまった場合でも、
適切な手続きを踏むことで復活させられます。
いざという時に慌てないための、
正しい手順と注意点を詳しく解説します。
紛失時に再発行できる記名式と対象カード
無記名式カードは再発行の対象外となる
紛失に気づいた時の初動対応と利用停止
窓口での手続きに必要な公的身分証明書
再発行の手続きにかかる手数料と費用
駅の窓口で行う具体的な再発行の手順
整理券を受け取った翌日以降に対応可能
チャージ残高の引き継ぎと補償制度
停止処理の完了前に使われた分は補償外
チャージ残高の不正利用を防ぐ対策
紛失した古いカードを後から発見した場合
窓口でデポジットの返金を受け取る手順
モバイルPASMOや一体型の再発行手続き
スマホアプリから行う再設定と申請手順
PASMO再発行の手続きに関する疑問
- ページ更新日:3月27日
紛失時に再発行できる
記名式と対象カード
交通系ICカードには大きく分けて、
「無記名式」と「記名式」の2種類が存在します。
万が一落としてしまった時に復活できるのは、
購入時に個人情報を登録したカードのみです。
通勤や通学で使っている定期券であれば、
記名式として扱われるため安心です。
無記名式カードは
再発行の対象外となる
名前などを登録せずに誰でも使える無記名式は、
紛失した際に本人の特定ができないため、
いかなる理由でも復活させることはできません。
バスの定期券として利用している場合でも、
無記名であれば同様に対象外となります。
- 購入時に名前や生年月日を登録した記名式のみ復活できる
- 鉄道やバスの定期券として利用している場合は対象となる
- 誰でも使える無記名式のカードは本人の特定ができず対象外
紛失に気づいた時の
初動対応と利用停止
カードが見当たらないことに気づいた場合は、
一刻も早くエリア内の駅やバス営業所へ向かい、
利用停止の届出を行ってください。
専用の申請書に記入して提出を行うことで、
悪用されるリスクを最小限に抑えられます。
窓口での手続きに
必要な公的身分証明書
届出はカードの持ち主本人のみが行うことができ、
手続きには公的な身分証明書の提示が必要です。
利用停止の届出が受理されると、
再発行整理券という重要な用紙が渡されます。
| 提示できる身分証明書 | 条件や注意点 |
| 運転免許証やパスポート | 公的な証明書としてそのまま利用可能 |
| 健康保険証やマイナンバー | 公的な証明書としてそのまま利用可能 |
| 学生証 | 顔写真付きで学割購入の場合に限り利用可能 |
再発行の手続きに
かかる手数料と費用
新しいカードを受け取るための費用として、
窓口で所定の金額を支払う必要があります。
合計で1,020円の現金が必要となるため、
窓口へ向かう前に手持ちのお金を確認しましょう。
| 必要な費用の内訳 | 金額 |
| 再発行手数料 | 520円 |
| 新しいカードのデポジット | 500円 |
| 合計 | 1,020円 |
駅の窓口で行う
具体的な再発行の手順
利用停止の手続きを行ったその日のうちには、
新しいカードを受け取ることはできません。
システムの処理が完了するのを待ってから、
改めて窓口へ足を運ぶ必要があります。
整理券を受け取った
翌日以降に対応可能
受け取った整理券を持参して担当窓口へ向かいます。
期限は翌日から14日以内と定められており、
JR東日本の窓口では対応してもらえません。
必ず私鉄や地下鉄などの担当窓口へ行きましょう。
- 利用停止の届出を行った際に受け取った整理券を準備する
- 翌日以降から14日以内に私鉄や地下鉄の担当窓口へ向かう
- 整理券と引き換えに費用を支払い新しいカードを受け取る
チャージ残高の
引き継ぎと補償制度
新しいカードには以前の定期券の区間や期限、
チャージ額がそのまま引き継がれます。
しかし手元に戻ってきた金額を確認した際、
紛失した時よりも減っているケースが稀にあります。
停止処理の完了前に
使われた分は補償外
記名式であってもカード自体を持っていれば、
誰でも自動改札を通過したり買い物ができます。
引き継がれるのは利用停止の届出を行い、
システム上で処理が完了した時点の金額です。
クレジットカードのような過去に遡っての補償はないため、
処理完了前に使われた分は戻ってきません。
- 紛失から停止処理完了までの間に使われた分は自己責任となる
- 不正利用された金額を取り戻す過去に遡っての補償制度はない
- 被害の拡大を防ぐために一刻も早く利用停止の届出を行う
チャージ残高の
不正利用を防ぐ対策
チャージ残高を不正に利用されるのを防ぐには、
必要以上に高額な入金を避けるのが確実です。
普段の移動に必要な最小限の金額にとどめ、
こまめに入金する習慣をつけておきましょう。
オートチャージを設定している場合でも、
利用停止の処理が完了すれば機能も止まります。
被害を最小限に食い止めるための事前の自衛が大切です。
- 利用停止の届出はSuicaエリアであるJR東日本の窓口でも可能
- 新しいカードの受け取りは私鉄などの担当窓口で行う必要がある
- 急いで利用を停止させたい時は一番近くにあるJRの駅を活用する
紛失した古いカードを
後から発見した場合
新しいカードを発行してもらった後になって、
無くしたはずの古いカードが見つかることがあります。
しかし古いカードはシステム上で無効化されており、
乗車券としても買い物用としても一切使えません。
窓口でデポジットの
返金を受け取る手順
無効になった古いカードを駅の窓口へ返却すると、
預かり金であったデポジット500円が返金されます。
持っていても何の役にも立たないため、
最寄りの窓口へ持参して素直に返還するのがお得です。
- 再発行の手続きをした時点で古いカードは完全に無効化される
- 見つかった古いカードは定期券としても電子マネーとしても使えない
- 駅の窓口へ返却することでデポジットの500円が確実に返金される
モバイルPASMOや
一体型の再発行手続き
プラスチックのカードではなくスマホ版を利用している場合や、
クレジットカードと一体になっているタイプは、
通常のカードとは対応手順が大きく異なります。
ご自身の利用環境に合わせて適切な窓口を確認しましょう。
スマホアプリから
行う再設定と申請手順
モバイル版を利用している場合は駅の窓口ではなく、
アプリの会員メニューやウェブサイトから手続きを行います。
多くの場合で再発行手数料がかかりません。
詳しくはモバイルPASMO 再発行についてで確認できます。
クレジットカード一体型の場合は、
カード会社への連絡が必要になるため、
一体型PASMOの紛失再発行の手順に従ってください。
| カードの種類 | 手続きの方法と窓口 |
| モバイルPASMO | スマホのアプリや会員サイトから再発行登録を行う |
| 一体型PASMO | 提携しているクレジットカード会社へ直接連絡する |
PASMO再発行の
手続きに関する疑問
トラブルが起きた際には冷静な対処が求められますが、
細かなルールをすべて記憶しておくのは困難です。
多くの方が直面しやすい代表的な疑問を整理しました。
正しい知識を身につけておくことが、
被害を最小限に抑えるための最善策となります。
不安を解消してスムーズな対応を心がけましょう。
PASMO(パスモ)の再発行|PASMO公式サイトも確認しておきましょう。
- Q. 再発行の整理券をなくしてしまった場合はどうなりますか?
A. 整理券の再発行はできないため窓口で状況を説明して再手続きが必要です。 - Q. 14日の期限を過ぎてしまった場合はどうすればいいですか?
A. 発行された整理券は無効となるためもう一度最初から手続きをやり直します。